FC東京U-18出身者の込山友コーチがインドネシアで派遣指導

FC東京U-18出身者でFC東京の普及部コーチとして活躍している込山友コーチ。インドネシアで派遣指導を実施している模様が記事になっていました。FC東京を支える裏方さんとして活躍している姿をぜひご覧ください。

異国で!指導者として! チェレンジ真っ最中の込山コーチ

東南アジア諸国連合(ASEAN)1の人口を誇る国、インドネシア共和国。

この国で子ども達に指示を出しているのは、日本人指導者の込山友さん(26)です。

込山さんは日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の強豪クラブ・FC東京に指導者として在籍しており、小学生などの育成世代の指導経験を持っています。現在は2017年8月から約1年間の予定でインドネシアの首都ジャカルタに滞在し、現地の子どもを指導しています。Jリーグ加盟チームによるASEANの国への指導者の長期派遣は、初の試みです。

込山さんが指導をしているのは、東ジャカルタに拠点を置くビナ・タルナ・フットボール・アカデミー(BTFA)です。込山さんは現在U17、U14、U12といった幅広い世代を指導しています。

インドネシア人のコーチに話を聞くと「練習方法はYouTubeの動画を真似た」と話すなど、練習の型はあっても、何を意図した練習かといった点まで指導出来ていないことが多いようです。自身もBTFA出身で指導にあたっているボニー・サフルディンさん(35)も、込山さんの指導を「メニュー1つ1つに意味があり、創造性がある。効果的な練習が多くて勉強になる」と評価しています。

込山さんも実はFC東京のアカデミー出身で、ユースチーム在籍時には、全国屈指のチームでレベルの高い指導を受けた経験があります。大学でもサッカーを続けましたが、卒業と同時にFC東京に指導者として復帰することを選びました。当時は、地域リーグからJリーグを目指し、現在はJリーグに所属しているチームから選手としてのオファーもあったといいますが、「選手とは違う道でスペシャリストになりたい」という気持ちが芽生え、指導者に転身。インドネシアへの長期派遣にも自ら希望して赴任しました。

込山さんは、FC東京のアカデミーでサッカーの技術の他にも、「自分で考ることの重要さ」や「アカデミーという繋がりの重要さ」を学んだといいます。BTFAの子ども達にも、「BTFAというアカデミーで育ったという誇りを持って卒業していって欲しい。その為にも焦らずにしっかりと向き合って指導していきたい」と先を見据えています。

現在込山さんに指導を受けている中高生は、2026年には20代半ばになり、正に代表チームの中心選手となる世代です。実際に込山さんに指導を受けて来日し、FC東京ユースチームに練習参加をしたBTFAの選手2人が、インドネシアU19の代表選手に選ばれるなど実績も出てきています。

日本人指導者から指導を受けたインドネシアの子どもが代表チームの選手となり、W杯で日本代表とインドネシア代表が共に躍動する—。そんな物語の序章が、夢物語でない現実的なものとして、今、ジャカルタで始まっています。

引用元:をちこち「FC東京とインドネシアの子供たちの挑戦」
http://www.wochikochi.jp/report/2017/09/japan-Indonesia-soccer.php

藤本迅さんが書かれた記事です。国際交流基金アジアセンター海外調整員としてジャカルタ日本文化センターに勤務されており現地の様子が細かくわかりやすく伝わってきますのでぜひリンク先をお読みください。

込山友コーチが携わっているサッカー指導者の短期派遣事業は国際交流基金アジアセンターとJリーグが主催しています。日本人指導者の短期派遣事業は協働事業のメイン事業らしくこれからも注力していくようです。日本を代表してインドネシアで挑戦し続けるコミコーチ、バモス!

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