【2016年度卒まで】FC東京U-18からの進路先で多いのは?近年の傾向はどうなっている?

東京ガスフットボールクラブユースを母体とし、1999年にFC東京U-18となってから今シーズンで19年目。来年はいよいよチーム20年目に突入します。ここまで多くの選手が携わってきました。

FC東京トップチームに昇格した選手、大学進学した選手、海外に渡った選手など。数多くのサッカー選手を輩出しています。さて、FC東京U-18を卒団しての進路先についてご存知でしょうか。今回は選手の進路先について調べてみました。

※進路先は把握できる範囲内です
※ざっくりとした粒度ですので誤りがあるかもしれません

歴代トップ10! FC東京U-18メンバーの進路先

早速ですが、FC東京U-18からの進路先について歴代トップ10を紹介します。同数の場合は同順位としています。対象範囲は1999年から2016年まで。先般トップ昇格が発表された品田愛斗選手や久保建英選手などは含みません。

順位人数進路先
1位22名FC東京
2位17名明治大学
3位タイ11名東京農業大学
3位タイ11名流通経済大学
4位9名日本体育大学
5位8名慶應義塾大学
6位タイ7名早稲田大学
6位タイ7名鹿屋体育大学
7位タイ6名東洋大学
7位タイ6名東京学芸大学
7位タイ6名青山学院大学
8位タイ5名立命館大学
8位タイ5名立教大学
8位タイ5名日本大学
8位タイ5名専修大学
9位タイ4名北陸大学
9位タイ4名東京国際大学
9位タイ4名中央大学
9位タイ4名筑波大学
9位タイ4名尚美学園大学
10位タイ3名拓殖大学
10位タイ3名仙台大学
10位タイ3名国士舘大学
10位タイ3名駒澤大学

進路先で最も多かったのはFC東京。ここまで22名が昇格しています。22名も昇格している気がしないのは、やはり定着している選手が少ないから・・でしょうか。正直意外でした。2016年は波多野豪選手、岡崎慎選手、鈴木喜丈選手、内田宅哉選手の4名が昇格しています。

2位は明治大学。直近ではプレミアリーグEAST2015の得点王・佐藤亮選手や2016年に2冠達成した主将・蓮川壮大選手が進学しています。また、室屋成選手と在学中にプロ契約締結するなど良好な関係性はあるようで今後も有力な進路先となりそうです。

3位は東京農業大学と流通経済大学。東京農業大学に進学した選手は、直近では2015年にFC東京U-18を卒団した渡部卓選手です。

そして、流通経済大学に進学したのは2008年の大貫彰悟選手まで遡ります。ここ8年間は流通経済大学に進学した選手はいないんですね。2017年現在でプロとして活躍している染谷悠太選手と宮崎智彦選手(共に2004年卒団)などが進学しました。

4位は日本体育大学。現在はトップチームの小泉将来コーチ(2012年卒団)など9名。5位は慶應義塾大学。田中奏一選手(2007年卒団)や武藤嘉紀選手(2010年卒団)など8名が進学しています。

クラブが成長すれば進路先も変わる・・?

気になったのは、同じFC東京U-18でも「創成期の進路先」と「現在の進路先」が異なること。クラブが経験や実績を積み、知名度や信頼度が上がると優秀な選手輩出元として進路先の幅も広がっているのではないか。もしくは、時代の流れと共に進路先も変わってきているのではないか。

ということで、 吉本一謙選手などちょくちょく昇格し続け始めた2006年卒団から2016年卒団までの期間に絞ってみました。下位は数が多すぎるので、中の人都合によりベスト8までとさせていただきます。

順位進路先2005年以前2006年以降増減
1位FC東京5名17名+12名
2位明治大学3名14名+11名
3位日本体育大学1名8名+7名

4位タイ

早稲田大学0名7名+7名

4位タイ

鹿屋体育大学0名7名+7名

5位タイ

東洋大学0名6名+6名

5位タイ

東京学芸大学0名6名+6名

6位タイ

立命館大学0名5名+5名

6位タイ

東京農業大学6名5名-1名

6位タイ

青山学院大学1名5名+4名

7位タイ

北陸大学0名4名+4名

7位タイ

日本大学1名4名+3名

7位タイ

東京国際大学0名4名+4名

7位タイ

専修大学1名4名+3名

7位タイ

慶應義塾大学4名4名±0名

8タイ

流通経済大学8名3名-5名

8タイ

中央大学1名3名+2名

8タイ

仙台大学0名3名+3名

8タイ

国士舘大学0名3名+3名

そもそも卒団選手数が違うので一概に比較できないことを前提に・・。

1位はFC東京へのトップ昇格。これは当たり前として・・2位は明治大学。2006年以降で飛びぬけての進学先となっています。まさにお得意様状態。特に2008年卒団組では三田啓貴選手、岩渕良太選手、山村佑樹選手の3名が進学しています。東京ガスから出向中でFC東京の選手としても活躍した強化部・浅利悟さんの母校ですね。

3位の日本体育大学は2007年から2011年にFC東京U-18を指揮した倉又寿雄さんの母校。明治大学ほど定期的ではないですが、11年間で8名が進学しています。

2006年以降で新規に進学先となっている大学としては、早稲田大学(中野遼太郎選手など)、鹿屋体育大学(岡田翔平選手など)、東洋大学(滝浪祐磨選手、久保田大智選手など)、東京学芸大学(山崎直之選手など)、立命館大学(藤原広太朗選手など)、北陸大学(武井謙介選手、金睦燦選手、ブーゾ・アモス選手など)、東京国際大学(川上翔平選手など)、仙台大学(伊藤裕也選手など)、国士舘大学(笠原健太選手など)がありました。どんどん広がっていくと良いですね。目指せ東京大学!?

 ※()内は最初に進学した選手名

逆に大きく減っているのは流通経済大学。その中でも特徴的だったのは2004年でしょうか。塩田仁史選手や栗澤僚一選手などが流通経済大学からトップチームに加入するなどしていた時期ですが、その年だけでなんと4名が進学しています。2005年以前とあまり変わらないのは東京農業大学と慶應義塾大学。

そして、意外?にもまだ進学先となっていないサッカー強豪大学もいくつかあるようです。

2017年の関東大学サッカーリーグ加盟大学では、順天堂大学、桐蔭横浜大学、東海大学。法政大学は2005年卒団の永露大輔選手が進学したのみ・・となっています。

ここまでいくつか大学を挙げてきましたが、結局進学先は受験、内部進学、家庭の事情、選手として引退など様々な事情が絡んできますから一概には言えませんよね・・。事実こうなっているということで・・。

FC東京U-18卒団後に海外へ渡った選手や別のクラブでプロになった選手も

もちろん、FC東京U-18卒団後の進路は国内の大学だけではありません。サッカーはグローバルのスポーツですから海外へ進む選手もいます。セイント・リオ大学に進学した柳澤優芽選手。ドイツのFC08ホンブルクに加入した岩木慎也選手。

そして、FC東京以外のプロクラブに進んだ選手も。2012年卒団の二瓶翼選手、天野将平選手はFC東京とディビジョンは違えどJリーガーとなりました。

今日も世界のどこかでサッカーをしていてほしい

一時期はトップチームに昇格する人数が少なかったことから「予備校」と揶揄された時期もありましたが(今も?)、FC東京U-18の選手を受け入れてくれる先が増えてきているというのは、サッカー技術に加えて人間としても評価されていることでもあると思うので、それだけFC東京U-18の規模や人脈が広くなったということではないでしょうか。

創成期から積み上げてきたものの、ひとつの成果と言っても良いでしょう。これもこれまでFC東京U-18に関わってきた人全員の成果です。

FC東京U-18の存在意義はトップチームへの人材供給と言われていますが、それだけがゴールではありませんよね。選手にとってもクラブにとっても。トップチームに昇格できなかったとしてもサッカー人生は続きますから。

トップチームに昇格できなくても、世界中のどこかのクラブでサッカーを続けていてくれると嬉しいなぁ。李忠成選手のようにトップチームの都合と選手の都合が合致した際には戻ってきてくれるとより嬉しいなぁ。青赤のユニフォームを着て戦ったのも縁ですから。プロ・アマチュア関係なく応援しています。なんてことをこの記事を書きながら思いました。

最後に。

こちらに各年代の選手名と進路先を記載していますのでぜひご参照ください。

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