「木村誠二と大森理生は試合ごとにたくましくなっている」|FC東京U-23vs福島ユナイテッドFC 明治安田生命J3リーグ 第28節

2019年10月27日(日) 14:00 @Jヴィレッジスタジアム
2019明治安田生命J3リーグ 第28節
FC東京U-23 2-1 福島ユナイテッドFC

ラグビー・ワールドカップにより東京都内での試合開催が難しい今日この頃。そんなわけでJヴィレッジスタジアムでホームゲームが開催されました。

FC東京U-18の木村誠二選手が久しぶりにJ3リーグ出場。大森理生選手とセンターバックコンビを組んで、FC東京U-23の根幹を支えます。左サイドにはバングーナガンデ佳史扶選手。中盤の低い位置には常盤亨太選手が品田愛斗選手とともに並び攻守のバランスをとりました。小林里駆選手は途中出場でしたがゴールまであと一歩・・と惜しいシーンを演出するなど見せ場をつくりました。原大智選手は右サイドハーフとしての出場でしたが決めるところで決める2ゴールを記録しました!

福島ユナイテッドFCに所属するFC東京U-18出身者の輪笠祐士選手は右サイドバックで先発フル出場。この試合のファーストゴールを決めるなど存在感を示しました!

原大智「常に全力を出して準備したい」

この試合で2ゴールを決めた原大智選手は、J3リーグゴールランキング2位に浮上しました。ゴール数トップは藤枝MYFCの森島康仁選手で1ゴール差に迫っています。

原大智選手は顔つきも変わりましたね。覚悟というか決心というか強い心を感じました。

--ゴールを振り返って。
1点目も2点目も共通して言えるのは、体に任せたというか、あまり考え過ぎず、1点目は(ナ)サンホ選手が持ったときにファーストタッチで狙えたのが良かったと思う。シュートは無意識に打った。2点目は品田(愛斗)選手からクロスが入るのは分かって、ファーサイドに来そうだと思った。良いボールが来たので合わせるだけだった。

--今日はサイドハーフでの出場になったが?
守備のところとか、あまりやっていないので難しさはあったけど、中を閉めてから外に行くなど、基本的なことの大事さをあらためて学んだし、攻撃面ではいっぱいボールを受けることによってリズムに乗った場面が多かった。それはFWでもサイドハーフでも変わらず間でどんどん受けていけば自分自身もチームもリズムに乗るかなと思った。

--リーグ戦も終盤になり、トップチームはJ1で優勝争いをしているが?
残りわずかだし、J1も素晴らしい順位にいるので、自分自身も貢献できるのが一番。常に全力を出して準備したい。

引用元:J.LEAGUE.JP
原大智選手コメント
https://www.jleague.jp/match/j3/2019/102721/live/#player

輪笠祐士「どんどんステップアップして恩返ししたい」

先制点を決めた輪笠祐士選手。攻守にわたって活躍していました。

--古巣対決だったが?
意識しないことはないし、ユースのときから応援してくれていたサポーターの方もいるし、監督さんもお世話になった方なので、活躍しているところを見せたいという気持ちはあったけど、モチベーションとしてはいつもと変わらなかった。

--10試合ぶりのゴールだったが?
後半戦になってよりゴールに絡むプレーを意識していて、最近になってシュートも増えてきたし、クロスも増えてきて、それがやっと結果に出た。ゴールはずっと狙ってはいたけどなかなか決められなかったので、これを機にもっと取れるように頑張りたい。

--ひさびさにゴールを決めたときの気持ちは?
もちろんうれしかったけど、それ以外にもシュートを打っていてゴールできるシーンもあった。1点に満足はしていなかったけど、結局は決められなかったのは課題。

--記者会見でF東23の長澤 徹監督が激励していたが?
試合後にも話させていただいたし、前回の試合のあとにもそういうことを言っていただいた。気にかけてくれているのでモチベーションになるし、ありがたい存在。他チームだけど出身選手としていろんなFC東京の方も見てくださっていて、そういうのはすごくモチベーションになるし、どんどんステップアップして恩返ししたい。

引用元:J.LEAGUE.JP
輪笠祐士選手コメント
https://www.jleague.jp/match/j3/2019/102721/live/#player

長澤徹「木村誠二と大森理生は試合ごとにたくましくなっている」

試合は、平均19歳という若いチームで1点のリードを守り切る試合運びは難しいと以前から感じていたので、複数得点を獲って勝ち切ろうと話をして臨んだ。結果として、2点獲って勝つことができ、選手たちはしっかり戦ってくれた。

FC東京U-18出身の輪笠祐士選手に先制点を奪われるスタートとなったが、前半からチャンスは作れており、前がかりになりピンチの時間帯もあったが、センターバックの木村・大森は試合ごとにたくましくなってきており、最後の最後まで足を出したり、クロスボールを先に触り相手にやらせないということを、トレーニングだけでなく試合でもできるようになってきた。今日の試合ではゴールキーパー・センターバックを中心によく踏ん張ってくれた。

最後の得点シーンは、体力的に厳しい時間帯に品田がゴールライン際まで勇気を出してよく走り良いクロスをあげてくれた。点を獲ったのは原だったが、複数選手がゴール前に入っており、リスクを犯してでも前に走っていくことを選手の判断でできるようになってきている。J1でも優勝するためには苦しい局面、最後の局面で勝負を決める選手が不可欠だと思う。そういう意味でも品田、原、ナサンホもよく走り活躍してくれた。

引用元:FC東京公式ホームページ
FC東京U-23・長澤徹監督会見要旨
https://www.fctokyo.co.jp/game/2019102721

FC東京U-18在籍者の成績・活躍

髙橋 優仁ベンチスタート、出場機会なし
木村 誠二先発フル出場
大森 理生先発フル出場
バングーナガンデ 佳史扶先発フル出場
常盤 亨太先発フル出場
森田 翔ベンチスタート、出場機会なし
大迫 蒼人ベンチスタート、出場機会なし
小林 里駆ベンチスタート、74分途中出場
久保 征一郎ベンチスタート、90+3分途中出場

FC東京U-18出身者の成績・活躍

輪笠 祐士先発フル出場。1ゴール
波多野 豪先発フル出場
品田 愛斗先発フル出場
原 大智先発フル出場。2ゴール
2019明治安田生命J3リーグ第28節 福島ユナイテッドFC戦