「単純に勝つためだけのチーム編成ではいけない」柴田峡による松本山雅FCの強化ビジョンとは?

FC東京U-18となってからの初代監督で、現在は松本山雅FCのチーム統括本部編成部部長を務めている柴田峡さんの記事が信濃毎日新聞社のホームページに掲載されています。

松本山雅FCのチーム統括本部に新設された編成部の部長として、今後のチーム強化について語っています。

 サッカーJ2の松本山雅FCがチーム統括本部に新設した編成部で部長に就いた柴田峡氏(52)が11日、松本市内で取材に応じ、来季のチーム編成などについて語った。2015年まで反町監督の下でコーチを務めた経験を生かし、現場と連携を取りながらチームの強化を担う。

 ―11月下旬に就任してからここまでの動きは。
 「シーズン終了後に行われたクラブ側と選手との面談には全て同席し、今季は現場でどんなことが起きていたかをある程度は把握できた。今は新しく獲得を希望する選手と面談するなどして交渉しており、いろいろな情報収集にも努めている」

 ―選手補強で重視する点は何か。
 「反町監督からは来季をどう戦うか明確な話は出ていないが、ゼロからスタートしたいと言っている。良かった部分は残し、足りなかった部分については検証し、監督とコミュニケーションを取りながら戦力補強、チーム編成をしていかないといけない。全てのポジションを補強したい」
 「どのクラブでも直面することだが、監督は目の前の勝負に勝たないといけないし、クラブとしては2、3年後のビジョンを描いていかないといけない。単純に勝つためだけのチーム編成ではいけないので、お互いにそこは擦り合わせていきたい」

 ―選手獲得で松本山雅が優位な点は何か。
 「私は松本山雅のコーチで2度の昇格(11年のJ2参入、14年のJ1昇格)を経験しており、その時の盛り上がりのすごさは想像を超えていた。この地域の特長を説明しているし、来る選手にはそうしたサポーターの熱を感じてもらえると思う」

 ―逆に難しさは。
 「専用グラウンドがなくて人工芝で練習する日も多い。東京や名古屋といった大都市から遠く、冬は寒いので県外で行う長期のキャンプは選手のストレスになるが、これはどうしようもないこと。選択肢がいくつもある選手に来てもらうためには、練習環境を少しずつ整えていくしかない」

引用元:信毎web
将来も見据え強化 山雅編成部長に就任の柴田氏
https://www.shinmai.co.jp/soccer/2017/12/post-2446.html

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