李忠成「これ初めて話すんですけど・・」アジアカップ2011決勝ボレーゴール直後にしたパフォーマンスの意味|ドーハ1993+

2019年に公開された植田朝日監督の映画「ドーハ1993+」が2020年4月14日から期間限定で無料公開されています。カタールの首都ドーハにあるスタジアムで開催されたアジア最終予選にて、日本代表が初のワールドカップ出場を最後の最後で逃したことからドーハの悲劇という名称はサッカー界ではとても有名なワードになっているかと思います。

そのドーハでの戦いにスポットをあて、当時の選手たちへのインタビューが中心となったこの映画に、なんとFC東京U-18出身者である李忠成選手もインタビュー出演しているのです!

日本代表を優勝に導いたボレーシュート

李忠成選手といえばFC東京U-18の活躍・・もそうですが、世間一般的には2011年にカタール・ドーハで開催されたアジアカップ2011の日本代表を優勝に導く決勝ゴールでしょう。苦しい時間帯が続く中で放たれたとても美しいボレーシュート。

アジアカップ2011 日本VSオーストラリア 李決勝ゴール

李忠成「これ初めて話すんですけど・・」

2011年当時在籍していたサンフレッチェ広島はゴール後にパフォーマンスをすることで有名でした。李忠成選手も弓を射るパフォーマンスをしており、日本代表のゴール後もしっかりと弓矢パフォーマンスをしていたわけですが・・。

「ドーハ1993+」では、その弓矢パフォーマンスに纏わる秘話をさらっと話していました。

これ初めて話すんですけど・・こういった公の場で。あれ(決勝ゴールを決めた直後)弓矢を放ったじゃないですか。あれ放ったのは王族が超VIP席にいるわけですよ。「王族! 俺を中東に呼んでくれ!」「高額オファー待ってます!」の弓矢っすこれ(笑)これ本当に!

引用元:映画『ドーハ1993+』

逆オファーの矢でした。

で、アジアカップ2011後の李忠成選手といえば、ご承知の通りイングランドのサウサンプトンFCに移籍して、FC東京U-18出身者として初のイングランド・プレミアリーガーになったわけですね。王族への想いを伝える矢文は現在のところ実っていませんが、今後どうなるかわかりませんので李忠成選手の中東移籍にも注目していきたいと思います!

映画は現在期間限定で無料公開中!

李忠成選手のインタビュー以外にも見どころはたくさん! 当時の日本代表の選手たちが語る熱い想い、日の丸の重み、葛藤、悩み等々を感じることのできる映画でした。ヨコハマ・フットボール映画祭2019 監督賞受賞作品です。とてもおもしろかったです!

日本サッカー界にとって忘れられない出来事「ドーハの悲劇」を戦った選手達に当時サポーターとして現地で共に戦った植田朝日が映画監督として25年経った今、ぶっちゃけインタビュー。そして、25年前の昔話で終わらせず、その後のドーハと日本サッカーの因縁。2022年カタールW杯へ。

引用元:映画『ドーハ1993+』