2017年 鲁能・潍坊杯に挑んだFC東京U-18を振り返る

2017年7月23日の開幕から約1週間で5試合を戦う潍坊杯。
第41回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会が同期間開催ということもあり限られたメンバーで他クラブは2歳年上の選手ばかりと非常に厳しい条件の中で大会に挑むことになりました。


日本国内では対戦する機会もそう無いだろう国際大会の経験は群馬で開催された日本クラブユースサッカー選手権大会では得られないものだと思うので、クラブはもちろん選手達にも活かしてほしい濃い充実した期間であったのではないかなと思います。


さて、この潍坊杯は中国で開催されているだけあってインターネットが普及した現代ではあまり考えられないくらいの情報量の少なさでした。断片的になりますが、中国の現地報道をベースに潍坊杯を振り返っていきます。

グループリーグは1勝2敗

開幕戦で対戦したスポルチ・レシフェ戦は0-6の大敗。2戦目のU-19中国代表戦では小林里駆選手と芳賀日陽選手のゴールで2-1で勝利。3戦目のヴォルフスブルク戦は1-4と敗戦してグループリーグ敗退。順位決定戦にまわります。

“日本の号泣隊長”と中国で話題になった芳賀日陽

多少バイアスがかった内容だと思いますが、キャプテンとして牽引した芳賀日陽選手を讃える現地記事が話題になりました。

FC東京U−18はヴォルフスブルク(ドイツ)に1−4で敗れ、敗退が決定。

順位決定戦に回ることになった。

記事は「試合終了のホイッスルが鳴ると、FC東京のキャプテン芳賀日陽は顔に手を当てて涙を流し続けた。メンバーが輪になって試合の総括をする際もかがんで泣き続け、その後もベンチに座って両手で頭を抱えて泣いていた」と伝えている。芳賀キャプテンは、小池知己監督やチームメートが慰めても涙を止めることができなかったという。

この様子に感銘を受けたのが中国のネットユーザー。「恥を知るは勇に近し、だな」「日本人選手のファイティングスピリットや試合への姿勢を中国選手は学ぶべき、とはこういうことなのだ」と、悔しさを前面に出す芳賀をたたえるコメントが寄せられた。

<サッカー>試合に負けて号泣する日本の若手選手に、中国ネットユーザー感銘=「恥を知るは勇に近し」「それに比べて中国は…」
出典:http://www.recordchina.co.jp/b185668-s0-c50.html

最終戦に勝利して7位でフィニッシュ!

山東魯能泰山に0-1で負けたものの、ニューカッスル・ジェッツには3-2で勝利。全8チーム出場中7位で今大会を終えました。

日本では決して経験できないことの連続だった、約1週間の中国遠征だったと思います。

通用したところと通用しなかったところ。そして世界との立ち位置が少し見えたのではないでしょうか。それを自身のサッカー感につなげていってほしいです。

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